任伯年(にんばくねん)

画家 1840-95    浙江省山陰県生れ。

虚谷、呉昌硯らと交わり遠(こえん)と併称され、天分に恵まれて海上派第一の流行作家となった。明(みん)の陳洪(ちんこうじゅ)の奇古体を学び、人物、花鳥画の分野で新風をうちたてた。構図は新奇で形象の生動する色調の明快な画風を形成した。師の任(にんゆう)、任(にんくん)、任預とともに、“四任”と称された。