黄賓虹(こうひんこう)

1864-1955     安徽黟県の人。

6歳のときから柄烈(げいへいれつ)、逸甫(げいいっぽ)に画を学ぶ。「国学叢書」「国粋学報』などの編集に従事し、多くの書籍、画集を刊行した。晩年は浙江省杭州の棲霞嶺で制作し、その地で歿した。朱元の諸家を倣う山水画は高古の風格をもつ。著に「古画微」『貧虹画講録」「中国画学史綱」等がある。遺言により棲霞嶺に黄賓虹記念館がある。